PICO OSの最新バージョン5.12.0をリリース



PICO OSの最新バージョン5.12.0をリリースします。

今回のアップデートにより、クロスプラットフォームでのシームレスなマルチデバイス接続や、より直感的なマルチウィンドウ操作、さらに進化したMRエコシステムとして、最新のMRゲームの体験と、開発者向けの最新ツールを提供します。


マルチデバイス接続の進化:仕事もエンタメも自由自在に切り替え

「PICO OS 5.12.0」は、マルチデバイスとの接続機能が大きく進化しました。スマートフォンの画面ミラーリング機能により、PICOデバイス上でAndroidとiOS搭載するスマートフォンの画面をリアルタイムで映し出し、操作することができるようになります。これにより、スマートフォンと、パソコンとも同時に連携できるため、様々なシーンにおいて、スムーズにデバイスを大画面で同時接続することが可能になります。 


操作性の向上:リアルとバーチャルの世界をシームレスに

パノラマスクリーンのマルチウィンドウ機能をさらに最適化しました。サンプリングレートが2倍になったことにより、ウィンドウ内の文字がより鮮明に表示され、視認性が大幅に向上しています。また、コントロールバーを押しながらジョイスティックを操作し、画面の距離を調整できるようになります。

 また、動画プレーヤーも新たに透過モードに対応し、動画視聴中のウィンドウを自由にサイズ変更や位置調整を行うことができるようになります。さらに、プレーヤーのコントロールバーや設定ページのデザインも一新され、より使いやすくなりました。さらにブラウザもマルチウィンドウ機能を搭載し、複数のウィンドウを同時に開きながらスムーズに操作できるようになります。


アルバムとVST(仮想デスクトップ)のアップデート:思い出をよりリアルに

「PICO OS 5.12.0」では、アルバム機能が強化され、写真や動画を没入モードで閲覧する際、よりリアルな視覚効果を楽しむことができるようになります。さらに、コンテンツを切り替える際のアニメーションも改善され、スムーズな体験を提供します。

VST(仮想デスクトップ)も、極近距離での歪みが大幅に軽減され、明るい屋外での地面の揺れや画面のちらつきが抑えられるなど、視覚的な精度が向上しています。


インタラクション体験の向上:精密なトラッキングと快適な操作性

「PICO OS 5.12.0」は、インタラクション体験も大幅に向上しました。トラッキング精度が高まり、遅延が減少し、素早い操作に対する反応もさらに正確になります。特に「PICO Motion Tracker」は、座ったり横になった状態での姿勢追跡がより正確になり、長時間の使用でもスリープモードに入ることなく操作を続けることが可能になります。また、今回のアップデートにより、多くのお客様からご要望いただいていた「VRChatでの寝落ち(V眠)」にも対応します。

また、ジェスチャー操作の追跡速度も向上し、指の動きやポインターの精度が大幅に強化され、誤操作の発生率が低減しています。さらに、Bluetoothアクセサリの対応が拡大し、ホームスペースではBluetoothキーボードやマウスが利用できるようになり、より幅広い操作性を提供します。


 MRエコシステムの拡充:コンテンツがさらに充実し、開発ツールも進化

PICOは、MRエコシステムの拡大に努めた結果、今回の「PICO OS 5.12.0」のアップデートでは、さらに多くの新しいMR対応コンテンツが提供開始になりました。


Synth Riders

  • 音楽に合わせて体を動かすダンス&リズムアクションゲームです。

Racket Club

  • 「PICO Motion Tracker」を装着することで、よりリアルなラケットゲームのMR体験が可能です。

Death Horizon: Reloaded

  • 武器を手に取り、現実と仮想の間を行き来しながら、サバイバルアクションを楽しむことができます。

Toy Monsters

  • ハンドトラッキングとMRパススルーを駆使し、おもちゃのユニットで多彩な敵を防衛する、ミックスドリアリティ型のタワーディフェンス・テーブルトップゲームです。

Assembly Battle!

  • 自分の車両を組み立て、MRモードでの白熱したバトルを楽しむことができます。


開発者向けの革新的なツール:MR開発がさらに効率的に

「PICO OS 5.12.0」は、開発者向けのツールも大幅に強化しました。Sense Packの環境感知能力がさらに進化し、MR開発を強力にサポートします。また、新たに導入されたPICO Simulator Betaにより、物理デバイスを使わずに開発が可能となり、開発の柔軟性が向上しました。

Unity Editorツールもアップデートされ、MR、インタラクション、体感トラッキング、AR Foundationなど、多様な開発者向けサンプルを活用して、開発プロジェクトの構成効率を高めています。


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